妊活成功、それはつまり妊活のゴール、妊娠ですよね。
妊活カップルにとって妊娠はゴールであると同時に新たなスタートでもあります。
そんな妊活のゴールへたどり着くためには、どうしたら良いのでしょうか。
今回は、妊活カップルのための夫婦生活のポイントと、妊娠する秘訣ともいえる妊活中の生活について、私の経験も交えながらお話していきます。
年齢に合った妊活を選択しよう
結婚してすぐに妊活を始める夫婦もいれば、さまざまな事情により、妊活を先送りする夫婦もいます。
20代で結婚しても、妊活を始めたのは30代半ばという夫婦、30代で結婚してすぐに妊活を始める夫婦…。
夫婦のライフプランやライフスタイルによっても妊活のスタートは異なります。
40代よりも30代、それよりもさらに20代の方が妊娠しやすいことは、すでにあなたもご存じですよね。
ということは、あなたが30代後半~40代なら20代の人と同じペースで妊活をしていては、間に合わなくなってしまう可能性があるのです。
あなたが20代なら自己流のタイミング法で1年ほど様子を見ても良いと思いますが、30代後半~40代なら早めに違う方法を選択する必要がある、というのが私の考えです。
長期戦で望む余裕があるのか、費用がかかっても最短での妊娠を望むのか、自分の体質や年齢なども考えながら後悔のない方法を選択するようにしてください。
妊活中の夫婦生活のポイント
ベストタイミングは排卵日2日前
妊娠にベストなタイミングが排卵日の2日前というのは、多くの産婦人科や不妊専門クリニックでも言われていることです。
これは、精子と卵子の寿命や受精可能期間が関係しています。
最も良いタイミングが排卵日2日前と前日と言われる理由は、排卵してから精子を待つのではなく、排卵する前に精子が卵子を待ち構えている状態にしておきたいためです。
また、排卵日の当日でも妊娠することは可能ですが、そのほとんどは妊娠継続が難しく、自然に淘汰されてしまうことも少なくありません。
排卵日にタイミングを取って妊娠できたけれど、妊娠継続できなかったという方や、排卵日当日に性交するよう指導されているけれど上手くいかないという方は、方法を変えたり選択肢を増やしてみたりしてはいかがでしょうか。
夫婦生活のタイミングについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので合わせて参考にしてくださいね。
卵子の質と精子の質を高める
卵子・精子それぞれの質を高めることで、自然に妊娠できる確率が上がります。
質を高めるには、バランスの良い食事と、規則正しい生活が第一です。
肉・魚・卵・豆類・乳製品などをしっかり摂るようにしましょう。
ビタミンEには抗酸化作用があり、生殖機能の働きを上げる効果や卵子の老化も防ぐ作用があります。
ナッツ類やかぼちゃ・ほうれん草・アボカド・キウイ・うなぎなどがおすすめです。
亜鉛を多く含む牡蠣や豚レバーは積極的に摂りましょう。
また、レバーは亜鉛だけでなく鉄もたっぷり摂れるので、おすすめの食材です。
レバニラや竜田揚げ、焼き鳥なども良いですね。
亜鉛には精子の運動率を上げる効果もあるので、男性も積極的に摂るようにしてください。
そのほか、妊娠中に大切な葉酸は妊活中から摂るようにしましょう。
名前に「葉」がつくことから分かるように、葉酸は多くの葉野菜に含まれています。
ブロッコリーや菜の花、モロヘイヤなど、その時期の旬の野菜からたっぷり葉酸を摂りましょう。
よく、子どもの頃に「食事はバランス良く食べなさい」「夜更かししないで早く寝なさい」なんて親に言われませんでしたか?
あれは、子どもの頃に限ったことではないんですよ。
大人になってからもバランスの良い食事や、規則正しい生活、質の良い睡眠はとても大切なんですね。
このように基本的なことが、卵子や精子の質を上げることにもつながるのです。
精子も卵子も老化する
なぜ、卵子と精子の質を高める必要があるのかというと、卵子も精子も年齢とともに老化してしまうためです。
女性の卵胞は生まれる前から全てが体内に存在している、というのは妊活をしている女性ならご存じの方も多いのではないでしょうか。
この卵胞、胎内にいるときは約700万個あり、生まれるときには約200万個に減っています。
精子が常に新しく作られるのに対し、卵子は減る一方です。
増えることはなく、新しく作られたり再生したりもしません。
つまり、現在残っている卵子の年齢は、今まで生きてきたあなたの年齢と同じということなんですね。
一方、卵子が女性の年齢と同じであるのに対し、精子は新しく作られるので新鮮です。
新しく作られるなら、いつでも精子は若いんじゃない?と思われるかもしれませんね。
確かに精子は卵子に比べると若いのですが、加齢ともない精液の量や、精子の質、運動量が落ちていくということが研究でわかっています。
とはいえ、実際に人が若返ることはできないので、食べ物や生活習慣で精子・卵子の老化を少しでも防ぐ努力をしていく必要があるのです。
おすすめサプリ
おすすめサプリは上の項目でも挙げた、ビタミンE・亜鉛・鉄・葉酸です。
男女共通なので、夫婦で一緒に摂りましょう。
基本的には、食事から摂りたい成分と同じだと思ってください。
食事からでは足りないときにサプリで補う、というスタンスが良いです。
必要な栄養素はサプリから、というのは逆ですよ。
必要な栄養は食事から摂り、足りないと思われる分はサプリで補給するようにしましょう。
例えば、タンパク質を補いたいからプロテインをたくさん飲む。
プロテインでタンパク質を摂っているので、食事から摂るタンパク質は控えめにする。
こういう方法は妊活中はやめた方が良いです。
当たり前の事ですが、サプリメントやプロテインが主食になってはいけません。
亜鉛や葉酸が良いなら、亜鉛や葉酸の良質なサプリを探そう!
ではなくて、
亜鉛や葉酸が良いなら、それらが含まれている食べ物って何かな?というように、食事を第一に考えるようにしてくださいね。
妊活中はストレスを溜めない生活を
妊活中は夫婦共にストレスを溜めない生活を心がけてください。
ストレスは自律神経の乱れやホルモン分泌にも悪影響を及ぼします。
卵巣の機能低下や月経が止まってしまう原因にもなりかねません。
また、ストレスは精子の質にも影響を与えます。
精子の濃度や運動率を低下させてしまうのです。
また、タバコはストレス解消になると思っているかもしれませんが、逆です。
タバコを吸うことが逆にストレスにつながるので、結果的にはストレスの解消になりません。
タバコはストレスを増大させる一方なので、妊活を始める前に禁煙しておくようにしましょう。
妊活成功談~妊活を諦めたら妊娠した話
最後に、妊活成功談をお話したいと思います。
妊活を止めたら妊娠した。
これは実際に私の周りでも耳にします。
今までタイミング指導を受けて頑張ってきたけれど、もう疲れた、もう諦めよう。
そう思いクリニックに通うのをやめ、普通に夫婦生活をしていこうと決めた夫婦が、やめた途端あっさりと妊娠!
これは特に珍しいことではないのです。
妊娠しなくては、という極度のストレスから解放された結果かもしれませんし、タイミングにこだわるのをやめたせいかもしれません。
こればかりは、データがあるわけではないので、はっきりと根拠を述べることができないのですが、確かに妊活を止めて妊娠する夫婦はいます。
そして、実は私もその中の1人です。
毎朝の検温に毎月のタイミング。
生理が来てはガッカリする…というのを幾度となく繰り返しました。
当時の私の仕事は早朝から夜遅くに及ぶこともあり、心身ともに疲れもピークでした。
また、仕事の都合上、起床時間も日によって違ったため、正確な基礎体温をつけることもままならなかったのです。
もういいや、自然の成り行きにまかせよう。
そう思って一旦妊活を中断しました。
ところが、それから何ヶ月もしないうちに妊娠したのです。
妊活を中断して間もない頃だったので、こんなことってあるんだ!?と喜びと同時に驚いたものです。
このとき、ストレスから解放されるって大事なことなんだな、と心底感じたのでした。
とはいえ、今妊活をしているあなたに、妊活をやめたら?とは言いません。
このブログは妊活を応援するブログなので、そんなことを書いてはブログの存在意義が行方不明になってしまいますから。
妊活に疲れたな、と感じたら少し休んでゆったりする期間を設ける。
たまには、そんな選択が良い方向に働くこともあるということを頭の隅に置いておいていただけたらな、と思っている次第です。
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